日光からの春便り

柴田久仁子 

日光の春といえば、私たち地元民には、なんと言っても4月中旬に行われる日光の春を告げる二荒山神社のお祭り、弥生祭です。お祭りでは、アカヤシオの造花を屋台にたくさん飾り付け、着物で着飾った子供たちが屋台の中で笛や太鼓・鉦・三味線で囃し立てます。お囃子を聴いたとたん体が自然と動いてくるほどです。坂を下りるときや登るとき平らなところを動くとき等その時々で違うお囃子で動くのです。この屋台でにぎやかに日光の町中を練り上げ、その後神社の境内に勢揃いをして春を謳歌します。踊りや舞などを二荒山神社の神様に奉納献上するのです。

そうこうしながら春の遅い日光でもこのころから本格的な春となります。

屋台に飾りつけるアカヤシオは、サクラよりも早く咲き、日光で春最初に目にする華やかな花です。この花が咲くと、私たちは春が来たことをしみじみ感じます。そのために、春の象徴としてお祭りに使われるようになったのでしょうか。弥生祭りの後は、アカヤシオのピンクとコントラストをなして、萌えるような新緑が山を染めていきます。この素晴らしい景色はこの上ない喜びです。

さて、私ごとですが、昭和42年2月以来約37年間大勢の皆様からお世話をいただき今日までくることができました。来年の3月末で職員としての区切りがつけられてしまうのだと思いますと感慨もひとしおです。
園長は門司正三先生から邑田仁先生までの10名の先生方と、事務主任は大塚五郎氏から三浦孝樹氏までの9名、日光分園主任は久保田秀夫先生から舘野正樹先生の7名の方々と一緒にお仕事をさせていただきました。やはり37年間というのは長い年月ですね。その間には古谷雅樹先生によって後援会の組織が立ち上がり、実務のお手伝いをさせていただきました。これからも後援会の為にも積極的にお手伝いさせていただきたいと思います。宜しくお願いします。
 

(しばたくにこ 日光分園事務室主任)